辛いつわりをどう乗り切る?


つわり赤ちゃんを心待ちにしていたママにとって、妊娠がわかると、とても幸せな気も持ちになります。10カ月先に始まる赤ちゃんが家族の中にいる風景を色々想像したり、赤ちゃんグッズに興味が湧いてきたり…。でも、妊娠がわかってから間をおかず、多くの女性はつわりを経験する事になります。

程度や期間は人それぞれ。でもおよそ8割の妊婦さんが経験すると言われています。食べられず、吐き気を感じたり、嘔吐したり、気持ちが滅入ったり…とつらい日々がしばらく続く事になります。


そもそもつわりとは

妊娠する事で体内で起こる大きな変化に体がうまく調整出来ないから…とか、流産しないよう母体の動きを制限するため…など、考えられていますが、実はよくわかっていない…というのが現状です。

一般的には、初産婦の方が重く、また多胎妊娠の場合もつわりが重くなると言われています。また、異常妊娠(胞状奇胎・絨毛性疾患など)の場合は通常妊娠よりもつわりが重くなる傾向があると言われています。

あまり状態が悪い場合は、入院して、点滴を打つなど、病院での適切な処置が必要となります。この場合は、つわりではなく、「妊娠悪阻」という病名がついています。何度も嘔吐を繰り返し、水分も受け付けつけない状態になったり、急激に体重が落ちたりする場合は、つわりくらい…と我慢をせず、早めに病院にかかる事を強くおススメします。


つわりはどうすれば軽くなるの?

「これをすれば、誰でもつわりがなくなる!」というような特効薬は、残念ながら存在しません。ただ、いろいろ工夫することで、症状を軽減する事は出来そうです。

1.    強いにおいの場所から離れるようにする。
2.    ゆったりとした衣服にし、体をしめつけない
3.    体を冷やさない
4.    仕事量を減らし、無理をしない
5.    これまでの生活パターンにこだわらず、体の調子に合わせて、家事等も上手く手を抜くようにする。
6.    夫や周囲に人にサポートをお願いする
7.    実家に帰るという選択肢がある人は、状況に応じ、そういった方法も考えてみる
8.    体調をあった規則正しい生活する

何かをしたからと言って、劇的に気分の悪さが改善されるわけではありませんが、死ぬほど苦しく感じたつわりも、腹帯を巻く頃…つまり、妊娠5カ月目位になると…「あらら??」と、思うくらい、いつの間にかつわりが楽になっていきます。しばらくの間、色々工夫をしながら、赤ちゃんのためにも頑張りましょう。


つわりの間の仕事

女性が働きやすい環境も整いつつはありますが、つわりを理由に頻繁に会社を休む事もなかなか出来ず、結果的には会社を辞めざるをえなかった…というケースも稀な事ではないようです。女性の多い職場であっても、個人差の大きいつわりに対しての理解・共感が不充分なこともすくなくありません。

そういう中で、平成10年4月に厚生労働省から出された

「妊娠中及び出産後の女性労働者が保健指導または、健康診査に基づく指導事項を守る事が出来るようにするために事業主が講ずべき措置に関する指針」

が少しは役に立つかもしれません。指針の名称が余りに長く、一体何の事…?という感じですが、簡単にいうと、妊娠中や出産後、通勤を緩和や休息・休養を主治医の先生から指導された場合、「母性健康管理指導事項連絡カード」にその旨記載し、事業主に提出するというもので、直接主治医の指示を、ある程度オフィシャルに業主に伝える事ができ、妊婦の方の肩身の狭い思いを少しは軽減できるのではないかと、期待されています。
(厚生労働省のホームページからダウンロードする事ができます。)


まとめ

つわりそのものは、確かに病気ではありませんが、強い吐き気や倦怠感を伴うこの時期は、やはり辛いものです。これまでと同じ事が同じペースで、できるわけではありません。自分の体をいたわりつつ、周りの人の協力も仰ぎながら、何とか乗り切って行きましょう。