帝王切開について事前に知っておきたい8つの事|リスク、痛み、入院期間等


帝王切開は、母子の健康を重視した出産法です帝王切開とは、母体の腹部と子宮を切開して、胎児を取り上げる出産方法です。現在日本では、5人に1人が帝王切開を行っています。20%の人が行っている出産法である、帝王切開ですが、QAサイト等では様々な疑問が寄せられています。自然分娩と比較して痛いのか? 出産にかかる時間は? 入院期間は? 傷痕は? 母体へのリスクは?赤ちゃんへのリスクは?…。本日は、この帝王切開について説明します。

帝王切開は何故増加したのか?

出産数全体は減っていますが、帝王切開数は増えていて、結果として、前述のように、現在では、お産の20%は帝王切開です。これは、赤ちゃんの安全を重視する為、帝王切開自体の安全性が上がった為…の2つの要因があります。つまり、赤ちゃんにとって負担が少ない安全な出産方法であるが、母体には、切開手術を施す為、負担の大きな方法であった帝王切開ですが、医療技術の進歩により、母体へのリスクが軽減し、安全なものとなったということが、大きな要因です。(現在、帝王切開そのもので死亡する妊婦は殆どいませんが、それでも自然分娩の死亡率より数倍高いと言われています)

帝王切開を選択するケースとは?

エコー等により、母子の状態が詳しくわかるようになり、36~37週の検査で、自然分娩が困難と判断された場合は、帝王切開を選択するケースが多いようです。この場合、38週ごろに手術は行われます。
また、もう一つの帝王切開を行うケースとしては、分娩中に、胎児が仮死状態になる胎児機能不全、出生前に胎盤がはがれ子宮内で出血がおこる常位胎盤早期剥離等
母子に高いリスクが発生し緊急対応が必要な場合です。

帝王切開のリスク

帝王切開は、その名の通り切開手術ですので、その他の切開手術と同様、血栓、再出血、感染、癒着等の合併症のリスクリスクはあります。しかし、現在の医療技術では適切に対応できるものです。

帝王切開の痛みは?

痛みについては、個人差異が大きいのですが、麻酔時の痛みは感じない人が多いようです。麻酔の効きが悪くなると、痛みますし、出産後、子宮が収縮するときに感じる後陣痛を、帝王切開の場合は、強く感じる人も多いようです。

帝王切開手術の時間

大体1~2時間です。

帝王切開手術の場合の入院期間

手術後7~10日間で退院するケースが一般的です。

帝王切開のときに準備するもの

入院期間が通常より長いので、パジャマの替え、産褥ショーツ、授乳ブラジャー、腹帯等は多めに3~4枚は用意しておく方がベターです。

帝王切開の傷跡

以前は縦に切開する方法でしたが、最近では、傷跡が下着や水着に隠れ、目立たないように、ヘアラインのすぐ上を横に切る方法もあります。

QAサイト等をみると、自然分娩に強いこだわりのある人、自然分娩にこだわりのある親族、友人から帝王切開に対して批判的な事を言われて悩んでいる人等少なからずいるようです。しかし、出産の最大にして唯一のゴールは、母子の健康です。母子の健康の為、最適な選択肢が帝王切開であるならば、悩む事はありませんし、あれこれ言うような人の事は気にせず、健康な出産にむけて集中しましょう。