妊娠中の運動は、赤ちゃんの脳の成長を促進!?


妊娠中の運動妊娠中に、マタニティースポーツとして、スイミングやヨガ、ウォーキングなどを楽しむ女性が増えています。こういった有酸素運動は、酸素を体内に取り込んでエネルギーに変える能力をアップする運動で、体調の安定している妊婦にとっては、ストレス解消や肥満の防止、分娩時間が短くなる…などなど、妊娠中の健康管理の方法としてプラスになる事が多いと考えられています。

また、友人と一緒に楽しめるということもあって、リラックスできる!・楽しい!という声も多く、マタニティースポーツが楽しめる教室なども、都市部を中心に増えていますね。


マタニティースポーツ:生まれたばかりの赤ちゃんにも効果がある!

妊婦の方が運動する場合、「お腹の赤ちゃんにとって、マイナスの影響はないのかしら…。」「赤ちゃんは苦しくないのかしら…。」と、気になる事もあると思います。モントリオール大学とサント・ジュスティンヌ大学付属医療センターの合同研究チームの報告によると、妊娠中の適度な運動は、赤ちゃんの脳が成長するスピードを促進するという、赤ちゃんにとっても、プラスの効果がある事が確認されたそうです。

調査は、生後8~12日の新生児を対象に行われたもので、睡眠中の赤ちゃんに様々な音を聞かせ、脳波を調べるという方法で行われました。以前耳にした音と、そうでない音を聞かせ、脳がそれらをきちんと判別出来ているかどうかという調査方法がとられました。

その結果、マタニティースポーツを行っていたママの赤ちゃんの脳は、全く運動をしていなかったママの赤ちゃんの脳よりも様々な音を判別する事ができ、聴覚記憶能力が優れている…と結論づけられました。これは、適度なマタニティースポーツが、赤ちゃんの脳の発達を促進させた事を意味しています。

以前より、マタニティースポーツは、出産後の赤ちゃんの肥満を防止する働きがある事はわかっていましたが、生まれる前の胎児の時期から、マタニティースポーツがよい影響を及ぼしており、生まれて間もない赤ちゃんの脳の成長をロケットスタートさせる効果がある!…というのは、驚きの結果でした。合同研究チームは、引き続き1歳になった時の「認知能力」「運動機能」「言語能力」について追跡調査・観察を行うという事で、今後赤ちゃんの脳発達とマタニティースポーツの関連性ついて関心が高まりそうです。


マタニティースポーツできをつけること。

正常な妊娠過程をたどっている時は、妊婦の方にとっても、赤ちゃんにとってもプラスになる事の多い事がわかってきたマタニティースポーツではありますが、次の5つの事には特に注意し、無理のない状態で、お腹の赤ちゃんと一緒にのんびり楽しむつもりでマタニティースポーツに取り組むようにしましょう。

  • 流産の危険性のある妊娠初期や早産につながりやすい35週以降は、運動は控えましょう。
  • 子宮の収縮を強く感じる場合は、休憩をしっかり取りましょう。
  • 運動の強度は、妊娠前の6割程度に抑えるようにしましょう。
  • 運動中はしっかり水分をとるように心がけましょう。
  • 正常な妊娠経過をたどっているかどうか、かかりつけのお医者様のチェックを受けてから、運動を始めましょう。