不妊治療にどれ位の費用が必要か知っていますか?


不妊治療にかかる費用を二人で考える不妊に悩むカップルは多いのですが、不妊治療に踏み切るには、色々な懸念事項があると思います。不妊治療に関する懸念事項の中でも、重要なのは、費用がどれ位かかるのか?ではないでしょうか?本日は、不妊治療の内容と、どれ位の費用がかかるのかについて、纏めてみました。

不妊治療には、大きく分けて、4つの方法があります…

  • タイミング法:排卵日を正確に把握し、その日に夫婦生活を行い、自然分娩を目指す方法。排卵の状態が良くない場合は、排卵誘発剤を併用することもあります。
  • 人口受精;人の手を介して男性の精液を子宮内に注入する方法
  • 体外受精:体の外で、卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮に戻す方法。あくまで受精は精子の力によって行います。
  • 顕微授精:ガラス管等で精子を卵子に注入し体外で受精させ、個の受精卵を子宮に戻す方法で、体外受精よりも、より人工的な受精方法です。

妊娠までに不妊治療に要する費用~平均140万円 平均期間2年1ヶ月

不妊治療により妊娠したケースで、妊娠するまでの、平均期間は、2年1ヶ月、費用は140万円と言われています。しかし、このデータは、妊娠に成功した場合の数値なので、妊娠に至らないケース等を加えると、不妊治療そのものには、より多くの費用がかかっていると言えます。

年齢が高くなると不妊治療費用は増える

タイミング法については保険適用ですが(排卵誘発剤、検査には別途費用がかかります)、人工授精、体外受精、顕微授精は保険適用外で、夫々以下程度の費用がかかります。
人工受精 1~3万円/回
体外受精 30万円程度/回
顕微授精 50万円程度/回

不妊治療には、現在、年収730万円までの夫婦を対象に、1回あたり最大15万円、回数は5年間で10回まで公的に助成金が支給されますが、2004年度の1万7千件に対し2007年度は6万件、2012年度は13万5千件に増え、国と自治体の負担は約200億円に膨れ上がっており、厚生労働省は、助成対象をこれまでの無制限から43歳未満に制限する案を昨年纏めています。

このように年齢制限を設ける背景には、体外受精等の成功率が、年齢を追うごとに極端に低くなるという現実があります。

体外受精で出産に至る成功率は1回当たり15~25%程度ですが、40歳では7%、44歳なら1%程度に落ち込みます。
これを、体外受精30万円/回、顕微授精50万円/回で試算すると、以下のようなショッキングな数字になります。

40歳の女性が、妊娠する為に必要な費用試算

体外受精換算 約500万円 顕微授精換算約800万円

44歳の女性が、妊娠する為に必要な費用試算

体外受精換算 約3000万円 顕微授精換算約5000万円

勿論、これはあくまで試算ですので、個人差も大きいと思いますが、高年齢になればなるほど、不妊治療にかかる費用と時間は莫大になる事は確かなようです。

住宅購入の為に計画的に貯金をしたり、学費を積み立てたりする家庭は多いと思いますが、不妊治療も、人生設計の中に組み込んで、リアリスティックな計画を立てる必要がありそうです。