乳房は切らずに、副作用なく!!:乳がん治療に分子標的薬


乳がん治療を分子標的薬でがんは、恐ろしい病気です。がんの中でも、日本人女性に最も多いのは、乳がんで、潜在患者数は、20万人近くいると言われています。女性に、多くの負担を強いる乳がんの最新治療法について、週刊ダイヤモンド3月29日号のクスリ特集で取り上げていましたのでご紹介します。

抗ガン剤治療を行うと、正常細胞まで攻撃してしまうので、患者の体力を消耗させてしまいます。また外科手術を行う場合、最近では、余りありませんが、乳房の全摘出することになったり、乳房温存手術を受けたとしても乳房の変形を伴ったりと、肉体的、精神的負担は計りしれません。

乳がんとは

乳房には、15~20に分かれた「腺葉」と更にそこから分かれた多数の「小葉」がありますが。この小葉には乳汁を分泌する小さな「腺房」が集まっています。各腺葉からは乳管が1本ずつ出ていて、小葉や腺房と繋がり、最終的に主乳管となって乳頭(乳首)に達します。
乳がんはこの乳管や小葉の内がわから発生します。

乳がん治療の進化 新しいタイプの分子標的薬 ADC

現在各製薬会社が積極的に取り組んでいる領域に分子標的薬というものがあります。分子標的薬とは、がん細胞の増加や転移に関する標的細胞だけを攻撃し、正常細胞にはダメージを与えない薬です。がん細胞だけをターゲットにして、抗がん剤をおくりこむ、新しいタイプの分子標的薬が、ADC(薬物複合体)です。
ADCは、抗がん剤を、がん細胞まで運ぶ役割を果たす、がん細胞の表面に結合する「抗体」に、強力な「抗がん剤」をセットして、「抗体」と「抗がん剤」の複合体で、がん細胞を狙い撃ちします。

この薬物複合体は、進行が早く手術が出来ない、従来の抗がん剤の副作用に耐えられない、がんが小さい…等の場合に効果を発揮すると言われています。

この分子標的薬により、副作用なく乳がんを治療できる…そんな未来は、もうすぐそこかもしれません。