無痛分娩のリスク、メリット、デメリット


無痛分娩ドラマや映画の中での出産シーンと言えば、凄く苦しそうで、痛そうで。繰り返し襲ってくる陣痛の波との長い闘いの後…やっと心待ちにしていた赤ちゃんとのご対面…感動の瞬間です。

実は今、出産時に痛みを伴わない「無痛分娩」を選ぶ妊婦の方が増えています。マイナビニュースの300人へのアンケート調査によると、無痛分娩に賛成が83%。無痛分娩に反対が17%。無痛分娩とは?そのリスクは…?あなたは賛成ですか?反対ですか?


無痛分娩とは

字を見ると、痛みが全くなくなるかの印象がありますが、必ずしも痛みが0になるわけではありません。人によって感じ方は色々ですが、腰のあたりのつよいだるさを訴える人もいれば、少々痛みを感じる人もいます。が、何れにしても、通常の痛みに比べれば、10分の1程度だと言われています。

世界的に見れば珍しい出産方法ではありません。日本では、無痛分娩を選択する妊婦さんが増えて来てはいるものの、まだまだ少数派。「お腹を痛めて産んだ子…」などといった、むかしからの言い回しも、無痛分娩の広がりにブレーキをかけているのかもしれません。


無痛分娩:方法

腰の後ろの辺りから管を入れ、麻酔をする方法が主流です。(硬膜外麻酔)これは、全身麻酔と違い、部分的なので安全性も高く、妊婦さんの意識ははっきりしており、赤ちゃんが生まれる瞬間は、きちんと認識できる状態となっています。

分娩が終わり、傷の縫合が終わった頃には、麻酔の注入をストップします。その為、傷口が傷んだり、後陣痛といって、陣痛の時のような痛みを感じる事がありますが、それについては、点滴や痛み止めで対応します。


無痛分娩:メリット

極度に緊張しやすい人や初産が余りにも難産だった妊婦さんは、無痛分娩を選択する事で、精神的もリラックスして、恐怖感なくお産に臨む事が出来ます。また、長時間に渡る陣痛をひたすら我慢して耐える…ということが無くなるので、疲労度が小さく、お産の後の回復が通常よりは早い…ともいわれています。お産を楽しむ余裕が出来た…という妊婦さんもいます。


無痛分娩:デメリット

陣痛を感じなくなる為、いきむタイミングがわかりにくくなる傾向はあります。ただ、そばにお医者様や、助産婦さんがついてくれますので、その指示にしたがっていきめばよいでしょう。また、陣痛が弱まって、最終的に吸引や鉗子分娩をすることになって、生まれてくる赤ちゃんに負担がかかってしまうケースもあるようです。

また、費用としては、通常のお産に加え、10万前後多くかかる事になります。

また、どの産婦人科でも無痛分娩を行っているわけではありませんので、前もってきちんと調べる必要はあります。


無痛分娩:生まれた赤ちゃんに影響はあるの?

通常行われる硬膜外麻酔では、ママの血液の中に、麻酔液が入る事はないので、赤ちゃんの体内に入る事はありませんし、その後の授乳についても麻酔液の影響を心配する必要はありません。無痛分娩がかなり普及しているアメリカにおいても、特に目立った問題の報告はなされていません。


無痛分娩:意外に多い男性の反対派。

アンケート結果として、無痛分娩に反対の人が全体の約17%ほどいる…とご紹介しましたが、その多くは男性だった…との報告もあり、「無痛分娩は自然ではないから…」とか「痛みを知ってこそ母になれるのでは…」といった意見が男性サイドから出ていたのは驚きでした。

体にも精神的にも、大きな負担のかかる出産をするのは女性ですので、分娩方法については、やはり女性が主体的に考えていくべきだとは思いますし、パートナーには、女性の気持ちを大切にしてほしいと思いますが、これから長く子供を育てていくその最初のライフイベントをどうするかは、とても大切。パートナーとしっかり話しあい、二人の事として、不安なくその瞬間を迎える準備をしていきましょう。