無痛分娩について、必ず解消しておきたい9つの疑問


貴方は、無痛分娩を選択する?無痛分娩とは、陣痛開始後、腰にカテーテルといわれるチューブを入れ、少しづつ麻酔薬を注入することにより、痛みを軽減する方法で、米国、フランスでは6割の女性がこの方法で分娩しています 一方、日本では、自然分娩が主流で、無痛分娩については、色々な考え方があるようです。以下、無痛分娩について、想定される質問をあげ、夫々に説明をいたします。

1. そもそも無痛なのか? 

麻酔が効くまでの間は、無痛分娩も自然分娩と同様に痛みますが、麻酔が効くと、かなり痛みは軽減されます。ただ、麻酔の効き方については、個人差異があります。

2. 麻酔中は意識があるのか?

局所麻酔なので、意識はあります。

3. 麻酔薬の赤ちゃんへの影響はないのか?

無痛分娩で用いられるのは、低濃度の局所麻酔薬なので、赤ちゃんへの影響はとても少ないと言われています。

4.分娩方法は自然分娩と同じか?

分娩方法は自然分娩と同じです。

5.誰でも無痛分娩は実施可能か?

以下のような場合には無痛分娩は行えない場合があります。医師に相談をした上で、無痛分娩を行うか決めましょう。

  • 血液が固まりにくい場合
  • 大量に出血をしている場合
  • 脱水症状が酷い場合 局
  • 所麻酔薬アレルギーの場合…等

6.無痛分娩のリスクは? 

自然分娩と異なり、いきむタイミングがわかりづらい為、分娩に時間がかかる場合があります。分娩時間が長くなった結果として、カンシや吸引で分娩を行う事があり、その場合、赤ちゃんに対する負担が大きくなります。 また、麻酔をつかうことにより、足がしびれる、力がはいりにくくなる、低血圧、尿意が弱くなる、排尿がしにくい、かゆみなどの副作用が起こることがあります。

7.無痛分娩のメリットは?

痛くない お産の疲労が少なく、回復が早い 何らかの理由(病気など)で通常のお産に耐えられない場合に有効 ・リラックスして、お産をすることが出来、赤ちゃんにストレスがかからない…等です。

8.無痛分娩にネガティブな要因は?

無痛分娩に、反対する人は案外多いのですが、その論拠としては、感情的なもの、根拠のないものが多いようです。例えば、危険すぎる、障害のある赤ちゃんが生まれやすい、世間体が悪い お腹を痛めて産んでこそ愛情が湧く 顔の伸びた子どもが生まれる、子どもが麻酔で眠ったまま生まれる、無痛分娩で生まれた子供は自閉症児になりやすい…等。これらついては、根拠薄弱ですので余り気にする必要はないでしょう。

シリアスなのは、日本における関連医療体制です。現在分娩できる施設は全国に約2800ヶ所、そのうち無痛分娩できる施設は約250ヶ所、24時間365日無痛分娩できる施設は、ごく僅か…というのが日本の現状です。また、産婦人科医数は減少傾向が続き、専門の麻酔医も少ない状況が続いています。無痛分娩をする女性の割合が、アメリカやフランスに比べて少ないのは、こういった不充分な医療体制にも原因があるでしょう。

9.無痛分娩の費用は?

施設によって、また入院期間等によって、大きく異なりますが、自然分娩費用にプラスで、個人施設で3~5万円、一般総合病院で、3~10万円、大学病院で1~16万円程度が目安と考えてよいでしょう。