胎教は必要なし???


胎教子どもは、のびのび育てたい、元気で生まれてくれさえしたら、それで充分。他には何も望まない…と思っているプレママは多いと思います。それは偽りのない純粋な思いです。でも、「這えば立て、立てば歩めの、親心」とはよく言ったもので、一つの事が出来ればその次の事、その次の事ができれば、またその次の事を願い、期待してしまいがちです。そして、そうなるようにできるだけ良い環境を整えてあげたい…と思うのが、親心だったりもします。

その最たるものが、胎教かもしれません。多くの女性が赤ちゃんを授かったその時から、これから生まれてくる子どもに、お腹の中にいる時から良い環境を与えてあげたい、プラスになることをしてあげたいと、自然と思うようになると言います。

胎教についての最近の研究から

胎教については、家庭によっていろいろな考え方があり、その取り組みも様々です。ストレートな表現をすると、より賢い子に、より情操豊かな子に生まれてくるようにと願い、まだ顔も見ないわが子に、なにかしらの教育=「胎教」を始めようとしてしまいます。

胎教に関しては、科学的データは殆どない、と言われています。
妊娠初期から、胎教向けにプログラムされた音楽を聞かせたり、特別な音の出る専用の器具をお腹にあてて、赤ちゃんに聞かせたり、英語やフランス語のCDを聞かせたりするママもいるようですが、それが出産後の赤ちゃんの脳発達に良い影響を与えている、ということについて明確な科学的裏付けはない、というのが実情です。

ただ、妊娠後期(約30週)になると、胎児の耳の機能が発達し、音を認識出来るようになり、その時にママの声や、音楽を聞かせるとそれに呼応する形で、心拍数が上がるという事は、確認されています。その為、この時期のママの声や音楽は、赤ちゃんの脳発達にプラスに働くのでは…と考えられるようになりました。(不思議な事に、パパや他人の声では心拍数が上がらず、むしろ下がるそうです。)

胎教として良い事はどんなことでしょう。

ママが安定した良い気持ち、充実した気持ちでいなければ、お腹の赤ちゃんが居心地良く過ごせる事はありません。胎教の事を考え過ぎて、焦ったり、イライラしたりすると、本末転倒ですね。ママが、綺麗なモノを見たり、適度な運動をしたりして、体調管理をし、リラックスする事はそのまま赤ちゃんに良い環境を届ける事になります。

音を認識出来るようになる妊娠後期には、優しく語りかけてあげるとよいですね。また、赤ちゃんに…というよりは、「一緒に」楽しむ気持ちで、好きな音楽を聞くのはおススメかもしれません。よく、α波のでるクラシックが良い、などと言われますが、ママの中にはクラシックはちょっと苦手で…。という方もいるはず。その時は、自分の好きな音楽で良いのです。


胎教として、避けるべき事はどんなことでしょう?

極端に大きな音や不快な騒音は避けるようにしましょう。また、妊娠中はホルモンバランスが不安定な事から、ちょっとしたことでも、イライラしたり、悲しくなったりして、それが夫婦喧嘩に繋がったりもしますが、なるべく二人でよい精神状態でいられるようにしたいものです。

直接胎教と関係がないように思われるかもしれませんが、食べ物に気をつけてきちんと健康管理をしたり、アルコール・喫煙をやめる、というのも、赤ちゃんにとって良い環境を作ってあげるという観点からは、何より大事なことです。


胎教を考える時に大切なのは…・

「胎教」を狭い意味でとらえてしまうと、特別なグッズやCDを準備しなくちゃ…と焦ってしまいますが、「胎教」をもっと広い意味で考えれば、赤ちゃんにとって居心地のよい環境を整える…、つまりママがおなかの赤ちゃんの事をいつくしみ、愛情をもって出産の日までを大切に過ごす…ということに尽きるのではないでしょうか。