気づかないうちに罹っているかも…性感染症について理解しましょう


性感染症はカップルの問題性感染症は、自覚症状が余りないので、放置されているケースも良くありますが、自分自身の健康にとって、またパートナーの健康にとって、また生まれてくる赤ちゃんにとって、大変深刻なリスクを及ぼす事をご存じでしょうか? 今回は、性感染症について改めてお話をします。

性感染症とは?

一般的に異性あるいは同性間の性交、性交類似行為によって感染する病気をまとめて性感染症と分類されます。よく耳にする梅毒、淋病といった性病も性感染症に含まれます。
一般的に性器に病変をおこすものと性器を病原体の侵入・感染経路とするものに大きく分類され、その他の臓器に病気をもたらすこともあります。
性感染症は生殖機能に悪影響をもたらし、不妊症の原因になることもありますし、妊娠した場合には、垂直感染といって母から子へと病気をうつしてしまう場合もあります。
このように、本人だけではなく、子供にまで影響を与える非常にリスクの大きな病気です。

恐ろしいのは、一人では感染しませんので、性行為と共に、倍々ゲームの用に感染者を増やしていく可能性があることです。

性感染症の代表例

性感染症の中で、全身の臓器に影響を与える病原菌の代表がHIV(ヒト免疫不全ウイルス)で、HIVに感染すると、全身の免疫機能が低下しエイズになります。健常者にとっては全く害がない細菌やウイルスによっても、エイズを発症してしまうと様々な感染症を引き起こしてしまいます。例えば、風邪や肺炎といった弱い病原菌でもエイズ患者にとっては致命的なのです。

また、よく耳にする機会があるクラミジアや淋菌もリスクの大きな病原菌で、一般的には、喉に感染し風邪の症状を起こし、そのまま放っておくと難治性の角結膜炎へ進行する場合もあります。クラミジア感染症は、不妊症や子宮外妊娠の原因ともなります。性行為後に風邪の症状が出てきた場合は、早めに病院を受診した方がいいでしょう。

性感染症の予防

この性交、性交類似行為によって感染する性感染症の予防の第一は、正しい知識を持つことです。というのは、この知識修得という点で、日本の保健教育が、充分機能していない(性器クラミジア感染症を正確に知っている高校生は15%以下…です)のに対し、高校卒業時の4割以上が性体験をしているというように、性の低年齢化傾向が顕著になっているからです。
つまり、性行為の危険性は知らないが、性行為を行う…という人が増えているというのが日本の現状です。
性感染症は、一部の人だけの問題ではなく、社会的な問題となりつつあります。(女性の500人に1人は、クラミジア感染者、クラミジア感染症感染者の46%は10代、性感染症の患者に10人に一人は複数の性感染症に同時罹患…等)

具体的な予防法のなかで最も効果的なのは、以前の記事でも言及しましたが、コンドームを使用することです。コンドームは、望まない妊娠を予防する為だけではなく、性感染症の予防に効果があることは、皆知っているはずなのですが、実際には使わない人もかなりいるようです。またコンドームは万能ではありません。オーラルセックスなど、いわゆる性交類似行為による感染には有効ではありません。
つまり、知識と常識がなければ、自分でも認識なく、性感染症に罹ってしまうという事がありえるのです。今からでも遅くないので、性感染症について知識を得て、パートナーとよくよく話し合ってみましょう。

性感染症と聞くと、女性はある程度ビビッドに反応するのですが、男性は鈍感な場合が多いのは、不思議な事です。当然の事ながら、男女同様に性感染症にかかる、もしくはかかっている可能性があります。鈍感なパートナーには、よく説明をし、理解してもらった上で、リスクをなくすために、診断を受ける等のアクションを起こしましょう。