子宮筋腫の治療法


子宮筋腫の治療法どういった治療方法を選択するかは、その人の年齢や、大きさ、数、妊娠を望んでいるかどうか…などなど様々な要素を複合的に考え、判断します。

治療方法には大きくわけて、経過観察、薬物療法、手術療法の3つがあります


経過観察

年に1度位の検査を続け、筋腫の大きさや数の変化を見ていきます。

薬物療法

子宮筋腫のには、女性ホルモン(エストラゲン)が大きく関わっている事がわかっているので、薬物を利用して、女性ホルモンの分泌をとめて、一時的に生理の無い状態にする事があります。手術の前に筋腫の大きさを小さくする場合や、閉経が近い場合に、閉経までのつなぎとして人工的に閉経状態を作る…といった補助的な意味合いで用いられることが多いようです。

ただ、この方法は、閉経後と同じような環境をつくる…という事で、更年期障害の症状が現れる事があり、特に、骨粗しょう症になる確率が高まる事が報告されています。したがって、薬物療法を用いることが出来るのは、半年程度…と考えられています。

手術療法

大きく分けて、筋腫のみを取り出す手術と、子宮全体を摘出する方法があります。どちらの方法を選択するかは、筋腫の状態や、妊娠の希望の有無、症状の深刻さ、年齢等によって総合的に判断します。

また、術式には、大きく分けて、開腹手術御と内視鏡手術があります。

(1)    開腹手術

腹部からメスを入れる場合は、大きな子宮筋腫も摘出する事が出来ます。筋腫が10㎝以上の場合や、筋腫の数が多い場合は、開腹手術をするケースがあります。ただ、傷跡が目立ったり、回復に時間がかかることもあります。

(2)    内視鏡手術

近年は、内視鏡による手術が圧倒的に増えてきています。子宮筋腫の大きさが、10㎝以内である事等、一定の条件がありますが、傷跡も目立たず、入院期間も短くて済むので、体にも経済的にも優しい術式と言えるかもしれません。

内視鏡手術の技術には、個人差がありますので、病院の手術の実績を確認したり、説明をよく聞いて、リスクも含めて、手術について納得した上で、手術を受けるようにしましょう。

手術の費用としては、自己負担費用として、20万前後かかる事が多いようですが、子宮内膜に近い筋層内筋腫や、粘膜下筋腫の場合は膣から内視鏡と入れて行う術式を選択する事もでき、その場合は、入院日数も短く自己負担費用も10万程度で済む事が多いようです。

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