不妊症とは|不妊症は二人で取り組もう


不妊症には二人で取り組みましょう少子化が社会問題化してかなりの年月が経過しました。個人的に、少子化は、子供を持つ事のプライオリティが、女性にとって、もしくはカップルにおいて下がってきた為だと思っていました。しかし、これは大きな誤解のようです。

妊活という言葉が一般的に普及している状態を見ても、子供を持ちたいというニーズ、カップルにとってのプライオリティは、逆に高くなっているようです。子供を産みたいという強い希望を多くの人が持っているにも拘らず、何故少子化という現象が起きているのでしょうか? その一つの答えが、不妊症です。

不妊症とは

不妊症の定義は、「妊娠を希望している夫婦が2年以上避妊をせず夫婦生活を営んでいるにもかかわらず妊娠しない」状態です。また、第一子を産んだ後の不妊状態を第二子不妊といいます。
上述は日本の不妊症定義ですが、イギリスやアメリカの不妊症の定義では、子供が出来ない期間を1年と短くしており、その事が不妊症についての社会制度設計の違いとなって表れています。

不妊症の原因は?

不妊症には、様々な原因があり、かつ複数の要因が関連しあって引き起こす場合も多く、原因解明、対策という風に一筋縄ではいきません。
子供は、女性が産むので、不妊の原因は女性にあると以前は考えられがちでしたが、現在では、女性側の要因4割、男性側の要因4割、残り1割は不明と言われており、不妊治療は、カップル二人で取り組むべきものであるという認識は広がりつつあります。

今月、三重県は、男性も治療に参加しやすい環境づくりを目的とし、男性が無精子症などで精巣から精子を取り出す治療を受けたケースに対しての助成制度を平成26年度から開始する事を発表しました。男性不妊治療特化の助成金制度は、都道府県では初めての事ですが、こういった不妊症に関する認識の変化に対応した動きと言えるでしょう。

不妊症の原因としては、以下のような事が考えられます。

  • 受精能力のある卵子が排卵されない
  • 受精能力のある精子が製造されない
  • 受精能力のある精子ができたとしても、排精されない
  • 受精能力のある精子と卵子だとしても、正常に受精しない
  • 受精卵が着床しない
  • 胎児を育成できない

女性側の不妊症要因として多いのは、卵管機能に問題があるケース、男性側の不妊症要因として多いのは、精子を作る機能に問題があるケースです。つまり、不妊症の主要な原因としては、卵子と精子等生殖能力に関連する要素に問題があるケースが多いのですが、生殖能力に問題なくても、男女の相性、お互いのホルモンバランスや、生活習慣等が原因となり不妊症となる事もあり、不妊症の原因特定は非常に難しいのです。不妊症を克服する為には、カップル二人が協力して取り組む事が重要になります。
次回は、不妊症治療の方法について説明します。