思い通りにならない陣痛 陣痛タクシーをチェックしよう!


タクシー妊婦さんにとって、心配な事、きがかりな事は沢山あります。初産の場合や、近くに頼れる人がいない場合はなおさらのことです。お腹の赤ちゃんの成長の具合、自分の体調管理、出産に向けて、準備するものなどなど。それに加えて、「急に陣痛が起ったら、ちゃんと病院まで、無事にたどり着けるかしら…。」という不安を抱える妊婦さんは少なくありません。

いつもすぐ近くにパートナーや、頼れる人がいる場合は良いですが、予定日を想定して休暇をとったとしても、スケジュール通りにならないことも多いのがお産です。そんな時の心強いサポートサービスの一つとして、「陣痛タクシー」が注目を集めています。


「陣痛タクシー」とは

「陣痛タクシー」とは、出産が間近にせまっている妊婦さんを自宅から病院まで送り届けるタクシーの事で、最初は、都内の大手タクシー会社が始めたサービスです。
予め、妊婦さんの名前・電話番号・出産予定の病院等の情報を登録しておくもので、急な陣痛が起った時には、名前と病院を確認するのみで、ナビをする必要も無く、スムーズに安全に病院まで連れて行ってくれます。

自宅で破水して、緊急を要するような場合以外は、通常、救急車を呼ぶ事は控えたいもの。でも、普通のタクシーでは、何となく不安。そんなニーズぴったり応えてくれるのが、この「陣痛タクシー」と言えるかもしれません。妊婦さんの不安な気持ちに寄り添ってくれる、頼りになるサービスではないでしょうか。妊婦さんの中には、「陣痛タクシー」に登録するということは、一つ「お守り」を手に入れたような気持になった…と話す人もいます。


タクシーの中で破水してしまったら…。

自宅から病院までの距離はいろいろ。交通事情によっては時間がかかってしまう事もあります。
病院から、よく言われるのは、「陣痛の間隔が10分程度になったら、病院に来てください…」ですが、そこから出産までの進行具合も人によってさまざま。場合によっては、タクシーの中で破水してしまった…なんていうケースもあります。

そんなときでも、「陣痛タクシー」なら、心配は不要。乗務員の方は、単に病院まで送り届けるだけでなく、助産師さんのレクチャーを事前に受講しているため、出産に関しての基礎知識を身につけています。そのため、急な破水等突発的なことが起こった際にも、医療行為は勿論出来ませんが、病院と連携をとり、指示を仰ぎながら、慌てることなくその場で出来る最善の対応をしてもらう事が出来ます

また、破水などのケースに備えて、防水シートが装備されているタクシーもありますし、万が一座席を汚してしまったとしても、クリーニングの費用を請求されるような事はありません。陣痛タクシーにかかるのは、通常の走行距離に応じたメーター料金とお迎え代金のみ。(時間帯によって深夜・早朝料金が加算されるのも、通常のケースと同じです。)登録料はかからず、24時間365日対応…というのが基本です。


現在の普及状況

陣痛タクシーのサービスが始まってから、まだ2年あまりですが、今では、都内の妊婦さんの5人に一人が登録をしていて、その3分の1程度の人が、実際に利用しているようです。出産日だけでなく、定期健診等の際にも利用する事は可能ですので、お腹が大きくなって、自分で運転する事を控えた方がよい時期になってきたら、登録をしておく事をお勧めします。

現在は、東京23区を中心に都内近郊の自治体で、こういったサービスが行われているようですが、地方においても、「マタニティータクシー」とか「ゆりかごタクシー」、「ママサポートタクシー」など名称はちがっても同じようなサービスを提供しているタクシー会社が増えつつあるようです。気になる方は、「全国タクシーガイド」→「妊婦応援タクシー」→「該当都道府県を選択」…で、一度検索して、サービスが受けられるかどうか確認しておくとよいですね。